みずほ証券のダブル・スコープの空売りについてもう一度考えてみる

今日のダブル・スコープは-41円安の-5.77%と想定していたより弱い。どうもみずほ証券空売りの規模について読み違えていたようだ。

これまでの出来高からどれくらいの売りをこなしたのか、改めて考えてみたい。

決算発表後に暴落した8月14日と8月15日の2日間で 1,896,000 + 1,767,500 = 3,663,500 株の出来高がある。

ワラント発表後の8月21日と8月22日の出来高は 1,659,700 + 4,201,500 = 5,861,200 株。

暴落で同じ程度の出来高になると仮定すると、みずほ証券空売りは 5,861,200 - 3,663,500 = 2,197,700 株となる。そうすると、まだ最大3,000,000株程度の売りが残っていたことになる。

また暴落後の3日間の場合は、(1,659,700 + 4,201,500 + 2,111,600) - (1,896,000 + 1,767,500 + 1,246,900) = 3,062,400 株となり、まだ2,000,000株の売りが残っている可能性がある。

この数字通りに売っている保証はないし、最低20億円分の売りを確保したら一旦様子見に転じる可能性もある。

ポジションを縮小する前にきちんと数字で考えなかった点は反省したい。

ダブル・スコープの空売りを一部買い戻した

建玉:9,500株

売った翌日ではあるが、ダブル・スコープの空売りを720円で5,000株買い戻した。

寄り付き後の値動きと出来高の大きさから、みずほ証券空売りの下げ圧力は想定以下と判断した。9月6日までに5,000,000株は相場を崩すことなく売り切ることができるだろう。

今後は新株予約権大量行使の開示で投機的な株価の上昇に注意したい。

決算まで大きな材料がないことから、先日の寄りで売った5,000株は開示のタイミングに合わせて一旦カバーするかもしれない。

ダブル・スコープの空売りを追加した

建玉:14,500株

寄り付きの766円で5000株、その後727円で5000株追加した。寄り付き直後にポジションを追加したかったのだが、あいにくミーティングで注文が出せなかった。

ポジションは先日の空売りと合わせて14500株になる。

財務内容からして次の資金調達はエクイティファイナンスではないかと考えていたが、いつ・どれくらいの規模でという点で考察が不足していた。

今後の動向について考えてみようと思う。

まず9月中に必要となる20億円のためには、終値の720円を基準とすると

2,000,000,000 / (720 * 0.9) = 3,086,419 となり、

みずほ証券は最低でも3,000,000万株以上空売りする必要がある。

今日の出来高は1,659,700株。寄り付いた後の下げ足がかなり早かったことから、相当数がみずほ証券空売りだったのではないかと思う。

出来高のうち約100,000株は信用買いの返済と空売りで、寄りと引けの現物の投げは合わせて100,000 〜 400,000株くらいだろうか?

ざっくりと、1,000,000 〜 1,500,000株がみずほ証券空売りとする。そうすると、まだ1,500,000 〜 2,000,000株は売り玉が控えていることになる。

明日は今日以上にリバ狙いの短期資金が流入してくるが、売り玉の残りを考えると大きく下げるのではないかと思う。

外国のファンド勢はどうだろうか。

みずほ証券が売り切る前に権利行使価額を下回ってしまうと十分な資金調達ができず倒産する可能性が高くなるため、すぐには売ってこないだろう。権利行使価額が下がると20億調達のためのみずほ証券の売り玉が増えるので、9月6日以降に権利行使の開示が出るまで下値を叩くような売りは極力控えると思われる。

ただ、ワラントによって資金ショートしかかっていることが周知となったため、その後は少しずつポジションを減らしてくるのではないだろうか。

また、最低行使価額の510円以上であれば残りの枠の調達のために空売りをかける必要があるので、5,000,000万株売りきるまでは上値が重い日が続くと思う。

さらに、現状の株価では最高でも 721 * 0.9 / 850 = 0.763 と調達予定額に満たないため、営業キャッシュフローの赤字と合わせて考えると追加のワラントもあり得る。

基本的にしばらく売りポジションを維持するつもりである。

ダブル・スコープを空売りした

974円で2500株、930円で1000株、876円で1000株。

少し売るタイミングが遅れて、予定より1000株ほど少なくなった。

売った理由は以下の通り。

  • 売上の伸びと反する営業キャッシュフローの赤字幅の拡大
  • 急速に減少するキャッシュ
  • 大幅な営業赤字の継続
  • 売上を遥かに超える有利子負債
  • 長期借入11,569百万円について財務制限条項に抵触

当初強みとしていた製造コストの優位性はなくなり、利益が出るまで資金調達をして投資をし続けなければならない状態だろう。

主要顧客のLG化学やサムスンSDIもトップメーカーとは生産量に差があり、ダブル・スコープは利幅を確保できないまま生産量を拡大しているのではないだろうか。

とても中経通りに業績が好転するとは思えない。最終的にはエルピーダメモリのように倒産する可能性が高いと思う。

ただ、主要顧客がLGとサムスンで経営の実態も韓国にあるため、韓国の銀行が限度を超えて貸し続けることもありうる。

もしくは、MSSOなどの資金調達でなりふり構わぬ延命策に出てくる可能性もある。時価総額もまだ300億近くあるので、こちらの方が現実的だろうか。

www.jetro.go.jp

MARUWAを100株購入

MARUWAを5,830円で100株購入。

売上が再度伸びてきており、PERも割高感がない。スマホの高度化や車載でノイズ対策は今後も求められるため、業績は引き続き堅調に推移すると思われる。

tyn-imarket.com

業績

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maruwa

PER

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