ダブル・スコープのポジションと今後の資金調達について考える

さて、ダブル・スコープは先日4,500株買い戻して売り玉は残り5,000株となった。

今後も売りポジを維持するか、今の状況を少し整理して考えたい。

まず、売りポジションを取った理由だが、会社の資金繰りの状態から倒産する可能性を見越してのものだった。

しかし、その線はMSワラントで30億程度調達するため遠のいた。

今後のポジションをどうするかについては、会社の資金調達によって変わってくる。

設備投資動向から今後の資金調達を考える

こちらは直近の決算短信から設備投資の予定額と既支払額の合計を計算したものである。

設備投資額
設備投資額

WSCOPEの2019年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | iMarket(適時開示ネット)

まだ支払予定の金額が114億ほどある。

MSワラントで調達予定の金額の30億程度のうち、10億は債務の返済に当てるようなので、

114 - (30 - 10) = 94億 は追加で調達の必要がある。

営業キャッシュはマイナスで銀行借入れも増やせないので、再度全額MSワラントで調達することになるだろう。

追加のワラントの実施時期について

完了予定が2020年下期なので、2020年上期までには概ね投資が終わっているとすると、2020年6月末までには追加のワラントによる資金調達が実施されると思われる。

一度に全額は無理なので、2〜3回に分けるだろう。個人的には今年少なくとももう1回、第3四半期決算前後に行うのではないかと考えている。

次のワラントの正確な実施時期についてはまだ考えがまとまらない。

次の売り材料まで時間が空くので、一旦残りのポジションもカバーに入った方がいいような気がしている。

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